美容院でヘアカラーをした後、色がすぐ落ちてしまったことはありませんか?色落ちする原因はいくつかあるものの、それぞれに合った方法を取ることで改善させることができるようになります。そこで今回は、ヘアカラーが色落ちしてしまう原因と、色落ちを防ぐ具体的な対処法について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

ヘアカラーが落ちてしまう原因

ヘアカラーが落ちてしまう主な理由は以下の2つです。

・シャンプーなどでヘアカラーの色素が流れてしまう
・熱などの影響でヘアカラーの色素が壊れてしまう

さらに細かく見ていくと、せっかくきれいに染まったのにすぐ色落ちしてしまうのには、以下の3つの原因が考えられます。

1.シャンプーの種類や使い方
2.ドライヤーやコテなどの使い方
3.紫外線などの影響

それでは順番に解説していきます。

シャンプーで色が落ちてしまっている

ヘアカラーをした当日は髪に色が入りきっていない状態のため、普段通りシャンプーをしてしまうと色落ちするといわれています。また、市販のシャンプーは洗浄力が高いものが多く、汚れと一緒にヘアカラーで入れた色も抜けていくようになります。ヘアカラーをした日はなるべく髪を洗わないように注意しつつ、普段使っているシャンプーも見直すようにしてみましょう。

ドライヤーの熱によって色落ちしている

ヘアカラーの色素は比較的熱に弱いといわれています。髪を早く乾かそうとして熱を加えすぎたり、高温のコテを当てすぎたりすると色が抜けてしまうので気をつけましょう。

またシャンプーの後など、濡れたままの髪を放置するのもおすすめしません。なぜなら、髪が濡れているとキューティクルが開いた状態になるからです。

キューティクルが開いている状態というのは、髪に穴が空いている状態に近いため、カラーが抜けやすくなります。せっかくのカラーが抜け落ちてしまわないように、お風呂上がりはすぐに髪を乾かすようにしましょう。

紫外線によって色素が壊されている

先ほどヘアカラーは熱に弱いとお伝えしましたが、紫外線が強い時間帯や時期にも注意が必要です。髪にはメラニン色素と呼ばれる成分があり、普段はこのメラニン色素が紫外線などのダメージを防いでいます。しかし、紫外線を浴びすぎるとメラニン色素の働きが弱り、髪の色素が流れ出やすくなってしまいます。

特に、ヘアカラーをした髪はメラニン色素が少なく、ダメージの影響を受けやすい状態です。髪へのダメージも蓄積されてしまうので、帽子や日傘などの対策が重要といえるでしょう。

ヘアカラーを長持ちさせる対処法

ここからは、ヘアカラーを長持ちさせる方法をいくつか紹介していきます。少し意識するだけで長持ちするようになるので、1つずつチェックしてみてください。

シャンプーを変える

前述の通り、市販のシャンプーは洗浄力が強く、ヘアカラーの色素が抜けやすいといわれています。一方、美容院で使っているシャンプーは、市販のものとは異なる成分が含まれており、髪や頭皮に優しいのが特徴です。もし今使っているシャンプーや洗い方について不安があれば、担当の美容師の方に相談してみましょう。

また、ヘアカラーをした日から2日間は、シャンプーを控えるようにしてください。特に、ヘアカラー後24時間は色落ちしやすいといわれています。ぬるま湯を使って洗うことで、ある程度髪へのダメージを抑えられますが、なるべくならヘアカラー当日は髪を洗わないようにしましょう。

シャンプー後は素早く乾かす

髪を濡れたまま放置しておくと、キューティクルが開きっぱなしになり、ヘアカラーが落ちやすくなるため、シャンプー後はできるだけ早く乾かすようにしましょう。ドライヤーを使うときも、同じ箇所に当てすぎない、髪への温風の通りをよくするといったことを意識しつつ、髪にかかる負担を抑えるようにしてみてください。

紫外線対策をする

太陽の光から髪を守るために、外出の際はしっかりと紫外線対策をしましょう。冬場や曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため油断は禁物です。おすすめの紫外線対策アイテムとして、帽子や日傘、ヘアミストやヘアオイルなどが挙げられますので、好みや使い勝手などを考慮しながら選んでみてください。

色落ちしやすいカラー・しにくいカラー

ヘアカラーを長く楽しむために、色落ちしにくいカラーを選ぶのもよいでしょう。また、普段より1~2トーン暗く染めるのも、色落ちがゆるやかになるためおすすめです。以下に、色落ちしやすいカラー、しにくいカラーをまとめました。

・色落ちしにくいカラー:バイオレット、アッシュ、グレーなど
・色落ちしやすいカラー:マット系、赤やピンクなど

上記のカラーを参考にしつつ、自分に合ったカラーを選んでみてください。

まとめ

ヘアカラーは熱に弱く、シャンプーのやり方次第では短期間で抜け落ちてしまうことがあります。色がすぐに落ちると、ヘアカラーの頻度も増えて髪へのダメージも蓄積していきます。自分ではわからないことも多くあるので、シャンプーの仕方や髪のケアについて迷っている方は、担当の美容師の方に相談してみてはいかがでしょうか。