縮毛矯正は髪をストレートにする施術の1つですが、デメリットの部分がピックアップされがちであり、施術を躊躇されている方も少なくありません。理想のヘアスタイルを実現させるために、縮毛矯正の詳細を押さえておきましょう。今回は縮毛矯正の特徴や注意点、施術後のケア方法などを紹介していきますので、縮毛矯正に興味をお持ちの方は参考にしてみてください。
縮毛矯正とは？
縮毛矯正は、くせの強い髪を薬剤とヘアアイロンの熱でストレートにする施術です。縮毛矯正の方法は、まず薬剤で髪の結合を切断してやわらかくします。そして、アイロンで熱を加えてまっすぐに伸ばした後、別の薬剤で髪を結合させれば完了となり、これによって希望のヘアスタイルをキープさせます。なお、縮毛矯正で大半のくせ毛は解消でき、半永久的な効果があるとされていますが、新しく生えてくる髪の毛は以前のくせ毛の状態で生えてくるため注意が必要です。
縮毛矯正のメリット
縮毛矯正は主に以下の2つのメリットがあるといわれています。
・ストレート効果が高い
・スタイリングが楽になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ストレート効果が高い
縮毛矯正は薬剤と熱を組み合わせた施術であり、ほとんどのタイプのくせ毛をストレートにできます。また、ただまっすぐになるだけではなく、くせ毛による髪の広がりやボリュームも抑える効果もあります。
ストレートを固定するために使う薬剤にはコーティング効果があるため、髪に艶が出るのも特徴です。まるで髪質が変わったかのようなサラサラで艶がある仕上がりを好み、縮毛矯正をかける人も少なくありません。
スタイリングが楽になる
縮毛矯正をすると、スタイリングが楽になるのもメリットです。縮毛矯正をかけた部分の効果は半永久的なため、ヘアアイロンなどを使わなくても、髪を洗って乾かすだけでストレートのヘアスタイルをキープできます。朝のスタイリングに時間がかけられない人や、梅雨時期の髪のうねりに悩む人などにも大変おすすめです。
縮毛矯正のデメリット
縮毛矯正にはある程度のデメリットがあることも知っておく必要があります。ここからは、次に挙げる2つのデメリットについて解説していきます。
・根本がアンバランスになりやすい
・髪の毛にダメージを与えやすい
根本がアンバランスになりやすい
縮毛矯正をかけた部分の効果は半永久的ですが、新しく生える髪は元々のくせ毛で生えてきます。そのため、かけている部分とかけていない部分の境がわかりやすく、違和感のある印象になりやすいのが特徴です。根元の髪が伸びてきたら、根元部分だけリタッチする、あるいは毛先をカットして根元のくせ毛に合わせたヘアスタイルに変更するなどの対応が必要となるでしょう。
髪の毛にダメージを与えやすい
縮毛矯正は、髪をやわらかくする強い薬剤を使用すると同時に熱処理も行うため、髪の毛にダメージを与えやすいのもデメリットの1つです。ダメージを最小限にするためには、技術力の高い美容院選びと施術後のケアが欠かせません。
経験豊富な美容師は、お客様の髪質を見極め、適切な強さの薬剤を選んで施術を行います。また、施術後のトリートメントまですれば髪の毛の保護や補修ができ、与えられてしまうダメージも軽減できます。
縮毛矯正をする適切な頻度は？
個人差はあるものの、髪の毛は1ヶ月で1cmほど伸びるため、自分のヘアスタイルに合わせて施術を受けるようにしましょう。たとえばミディアムヘアの場合、根元が3〜4cm伸びると全体的にくせやうねりが気になる印象となるため、3〜4ヶ月後が適切な頻度といえます。
一方ロングヘアの場合、元々縮毛矯正がかかっている部分が多いので、根元が伸びてきてもそれほど目立ちません。そのため、周期は長めの6ヶ月くらいとなります。
縮毛矯正後のヘアケア
縮毛矯正後の正しいヘアケアも、美しいヘアスタイルをキープするうえで大切です。ここでは縮毛矯正直後のケアと習慣的なケアに分けてご説明しますので、それぞれのポイントを押さえて実践してみてください。
縮毛矯正直後のケア
施術当日は髪に跡がつきやすいため、髪を結んだり、ピンを留めたりしないようにしましょう。また、施術してから24時間以内のシャンプーは避け、なるべく水にも濡れないように注意してください。洗顔などで少し濡れてしまった場合にはすぐに乾かして、なるべく濡れている時間を短くしましょう。
習慣的なケア
一般的に、髪は濡れるとキューティクルが開き、ダメージを受けやすくなります。そのため髪を洗ったらできるだけ早く乾かし、自然乾燥は避けるようにしましょう。また、縮毛矯正によるダメージを補修するために、定期的にトリートメントをするのも効果的です。
まとめ
縮毛矯正は、薬剤とアイロンの熱を使い、くせ毛をストレートに矯正する施術です。施術にはメリット・デメリットがありますが、技術力の高い美容院を選び、施術後のケアをしっかりと行えば、美しいスタイルをキープできます。がんこなくせ毛に悩んでいる方は、縮毛矯正について信頼できる美容師に相談してみるとよいでしょう。
