ヘアスタイルが決まりにくい、すぐにぺちゃんこになるなど、猫っ毛で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな猫っ毛も、ヘアケアやアレンジ次第で楽しむことが可能です。
今回は猫っ毛でお悩みの方に向けて、効果的なヘアケアなどの方法について解説していきます。猫っ毛ならではのメリットを活かして、自分らしいヘアスタイルを楽しみましょう。
そもそも猫っ毛とは?
猫っ毛とは、通常の髪よりも細くてやわらかい髪の毛のことを指します。遺伝的に猫っ毛の人もいれば、ダメージなどの影響で髪質が変わってくる方までさまざまです。朝セットした髪型が崩れやすい、雨の日にトップが潰れてしまうなど、デメリットのほうに目が行きがちですが、猫っ毛を活かしてより魅力的なヘアスタイルにしている方も少なくありません。
猫っ毛のメリット・デメリット
ここでは猫っ毛のメリット・デメリットをご紹介します。まずは、猫っ毛のデメリットですが、具体的には以下のようなものが挙げられます。
・髪のボリューム感が出にくい
・湿気でぺちゃんこになりやすい
・髪の毛が絡まりやすい
・ツヤ感やハリのある髪になりにくい
・髪を結んだり分けたりすると地肌が見えやすい
さまざまなものがありますが、やはりせっかくセットしたヘアスタイルが崩れてしまうというのが大きな悩みの種といえます。また、地肌が見えやすいということを気にする方も少なくありません。
一方、以下のようなメリットも存在します。
・髪がセットしやすい
・ふんわりとしたヘアスタイルが得意
・髪を結んだときの後れ毛を作りやすい
上記のように、ふわふわでやわらかい雰囲気を出しやすいのが猫っ毛の特徴といえるでしょう。また、抜け感のある無造作ヘアにすることも可能です。
猫っ毛の対処法
猫っ毛にもメリットがあるということを知ったうえで、どのように付き合っていくかがカギとなります。生まれつきの猫っ毛なのか、髪のダメージによるものなのかは判断が難しいところですが、以下の2点を参考にしてみてください。
・髪のダメージを修復する
・猫っ毛を活かしたヘアスタイルにする
髪のダメージを修復する
生まれつきの猫っ毛ではなく、髪のダメージで細くなっている可能性もあります。以前と比べて髪のツヤやコシがなくなってきたと感じている場合には、普段のヘアケアを丁寧に行うようにしてみましょう。
また、一見猫っ毛と間違いやすいのがくせ毛です。猫っ毛とくせ毛を判断するには、髪を指でつまんで水平にしてみてください。
下に垂れるようであれば猫っ毛、ねじれていたりうねっていたりしたらくせ毛です。ただし、どちらも髪が傷んでいる可能性はあるので、髪のダメージを補修することから始めてみましょう。
シャンプーを変えてみる
たとえば、アミノ酸配合のシャンプーや、頭皮や毛穴の汚れをしっかり落とすタイプのシャンプーなどを使ってみるのもおすすめです。特にハリやコシを出すものや、しっとりしすぎずふんわり仕上がるシャンプーを使ってみてください。
トリートメントをする
トリートメントもシャンプーと同じで、仕上がりが重くならないものを選びましょう。具体的には、オイルタイプよりもミルクタイプやクリームタイプを選ぶとよいでしょう。特に、数あるトリートメントのなかでも猫っ毛の改善に効果的なのはスプレーやミストタイプです。
スプレー・ミストタイプのトリートメントは髪への浸透力も高く、サラッとした仕上がりが特徴です。時間がない方にもおすすめなので、ぜひ取り入れてみてください。
猫っ毛を活かしたヘアスタイルにする
髪のダメージを修復するのは時間がかかりますし、傷みがひどい場合は切るまで元に戻らない場合もあります。そこで、すぐに改善したい方におすすめの解決策が、猫っ毛を活かしたヘアスタイルにすることです。
髪質を活かすことで、ヘアスタイルが決まりやすく崩れにくくなります。髪型へのストレスも減るため、ぜひチャレンジしてみてください。
レイヤーを入れる
毛束にレイヤーで段差をつけることで、動きのあるヘアスタイルにできます。レイヤーを入れると毛先が軽くなるため、ふんわりとした印象に仕上げることができるのです。
内巻きを入れたふんわりボブ
トップを持ち上げるようにして内巻きにすることで、エアリーな仕上がりになります。空気を入れるように巻くのがポイントで、ボリュームアップも期待できます。
顔周りに動きのあるミディアムヘア
顔周りにレイヤーを入れて立体感を出したり、ワンカールパーマをかけたりするヘアスタイルもおすすめです。ボリュームを抑えつつ、フェイスラインに沿った収まりのよいヘアスタイルになるでしょう。
まとめ
なかなか決まりにくいヘアスタイルも、アレンジ次第で猫っ毛のストレスから開放されます。猫っ毛だからと諦めずに、猫っ毛だからこそできるヘアスタイルを楽しみましょう。どんな髪型が似合うのかはプロに聞けばアドバイスをもらえるので、悩んだときは遠慮なく相談してみてください。