白髪染めをした後、どのくらいのペースで染め直していけばいいのか気になるという方も多いのではないでしょうか？髪質や年齢、白髪の多さによって白髪染めの頻度は異なり、もし過度に行ってしまうと髪に大きな負担がかかってしまうようになります。今回は白髪染めの最適な頻度について解説していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

白髪染めに最適な頻度は？【年代別】

白髪染めを頻繁に行うと、髪への負担が大きくなるほか、頭皮や毛穴にもよくありません。白髪の割合や年代によって、どのくらいのペースで染めるかを決める必要があります。以下の表におおよその頻度を年代別に分けてまとめましたので、白髪の割合が増えてきた方は参考にしてみてください。

なお、リタッチとは、「根元染め」のことです。伸びてきた髪と地毛の明るさが目立ち始めたときに、根元部分だけをカラーリングすることを指します。

20代は2ヶ月おきがおすすめ

20代でも不規則な生活やストレスなどが原因で、白髪が出てくることもあります。明るいカラーリングでごまかすこともできますが、髪や頭皮へのダメージを考えると頻繁に行うことはおすすめしません。

カラーリングや白髪染めは、1～2ヶ月空けたほうがよいといわれています。なぜなら、ターンオーバーと呼ばれる皮膚の入れ替わりには、28～45日ほどかかるからです。

特に10～20代でカラーリングや白髪染めを繰り返していると、皮膚のターンオーバーが追いつきません。同時に、髪や頭皮へのダメージが蓄積されていき、枝毛や切れ毛などの原因になります。

10～20代の方は、なるべく染めてごまかすのではなく、栄養バランスのよい食事を心がけ、十分な睡眠を取りながら髪質を改善させていくようにしましょう。白髪がどうしても気になる場合には、2ヶ月に1回のカラーリングや部分染めがおすすめです。

30代は1ヶ月半おきがおすすめ

30代になると、白髪が少しずつ増えてくるといわれています。主な理由として、ホルモンバランスの変化や人間関係のストレスなどが挙げられます。

30代に入るとターンオーバーにも時間がかかるようになるため、白髪が少ない方は2ヶ月、気になる人は1ヶ月半おきに全頭を白髪染めするのがおすすめです。また、前頭や生え際の白髪が気になる方は、根本だけを染めるリタッチを1ヶ月ごとに行うのもよいでしょう。

40代は全頭・リタッチを1ヶ月おきに行う

白髪が数本見える状態なら染めずにごまかすこともできますが、生え際や分け目の白髪が気になるという場合、定期的な白髪染めを考えるのではないでしょうか。しかし髪や頭皮へのダメージを考えると、頻繁に白髪染めをするのはよくありません。

そこで40代におすすめなのが、【リタッチ→全頭染め→リタッチ→全頭染め】のように、1ヶ月おきに白髪染めを行うことです。リタッチは白髪の気になる生え際や分け目のみに薬剤を使うため、髪や頭皮へのダメージも抑えることができます。また、料金が通常のカラーリングよりも比較的安く設定されている、髪や頭皮へのダメージが抑えられるといったメリットもあるので、リタッチを上手に使って染めるようにしましょう。

50代は2～3週間おきにリタッチを行う

50代は白髪だけではなく、髪や頭皮のダメージも気になってくる年代といわれています。髪や頭皮の健康を守るには、白髪染めの頻度以上にトリートメントやカラー剤にも意識を向けましょう。

まず、白髪染めの頻度については、2ヶ月の間隔を空けて全頭染めを行うのがおすすめです。ターンオーバーにも時間がかかることのほか、頭皮の傷みや薄毛、細くなった髪が切れやすくなって白髪が目立ちやすくなるなど、さまざまなデメリットがあるからです。

次に、トリートメントやカラー剤は、なるべく髪や頭皮へのダメージが少ないものを選ぶようにしましょう。カラーリングや白髪染めに使う薬剤には、ジアミンという物質が含まれていることが多く、髪や頭皮へのダメージにつながることがあります。できるだけジアミンの少ないカラー剤を選ぶ、カラー剤から髪を守るために白髪染め前後のトリートメントを行うようにするなど、無理のない範囲で工夫するようにしましょう。

人の髪は1日で0.3～0.4ミリ、1ヶ月で1～1.5センチほど伸びるといわれているため、2～3週間に一度リタッチをすることで白髪が目立ちにくくなります。電話の予約が面倒な方は、担当の美容師に次回の予約をお願いするのもよいでしょう。

まとめ

今回は白髪染めの最適な頻度について解説しました。年齢や白髪の割合によって、白髪染めの頻度は変わっていきます。ただし髪はデリケートなものであり、素人ではわからないところもたくさんあるため、最近白髪が増えてきて困っているという方は、一度経験豊富な美容師に相談してみてはいかがでしょうか。